訪問頂きありがとうございます。
今日は、私が多嚢胞性卵巣症候群と診断された後、排卵誘発剤を使用したときのことをご説明します。
排卵誘発剤に抵抗がある方の背中を押せたらいいなと思っています。
排卵誘発剤とは?
主に排卵障害(無排卵月経など)や生理不順、無月経の治療に使われる薬です。
人工授精や体外受精の時も良質な卵を育てるために使用します。
多嚢胞性卵巣症候群は自力で排卵が出来ない為、排卵を促すために使用します。
私の場合は無排卵月経だったため、排卵誘発剤を使用しました。
排卵誘発剤の種類は?
先日の記事でご紹介しましたが、薬による治療の場合はクロミフェン療法といい、クロミッドという薬を使用します。
注射での治療をゴナドトロピン療法と言います。
以前の記事↓
どのように使用するの?
薬の場合は生理の5日目から5日間毎日飲みます。
飲む量は人によって違い、私の場合は初めの3~4クールは1錠ずつ、計5錠飲みました。
その後は1日2錠ずつ、計10錠飲むように変わりました。
注射の場合は生理の6日目前後から数回行います。
注射の場合も回数、量などは人によって違います。
排卵誘発剤のメリット
不妊治療の一番初めはより自然妊娠に近い形のタイミング法から始まります。
タイミング法とは超音波で排卵日を予測してもらい、関係を持つ日をアドバイスして頂くものです。
その時に排卵が確実に起こるように排卵誘発剤を使用する場合があります。
夫婦ともに問題が無くても、使用するように勧められるそうです。
薬の種類にもよりますがクロミッドを使用した時の排卵率は70%から80%、妊娠率は25%から30%程度です。
人工授精にステップアップした時の妊娠率は未使用では10%程度なのに対し、使用した場合は10%から15%に上昇します。
排卵誘発剤のデメリット
薬の治療よりも注射の治療の方が副作用の起きる可能性は高くなります。
主な副作用は多胎妊娠(双子や三つ子)の確率が高くなることや、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)です。
自然妊娠での多胎妊娠の確率は1%未満ですが、クロミッドの使用で約3%から5%の確率まで上がります。
注射での治療に至っては20%前後まで上がると言われています。
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は特に注射での治療で起こりやすい副作用です。
卵巣が腫れてしまい、重症になると呼吸困難を引き起こす可能性もある大変危険な副作用です。
妊娠した場合はさらにひどくなることがあり、入院治療が必要になる可能性もあります。
そのほかにはフーナーテストでの結果が出にくくなるといった副作用も起こります。
特にクロミッドの場合は頸管粘液量が減ってしまい、精子の動きが悪くなってしまうことがあります。
まとめ
私は幸いクロミッドでの排卵が確認できたため、初めから最後までクロミッドを使用しました。
排卵誘発剤を服用し、初めはタイミング法で指導を受けていました。
結果が出なかったことと、旦那君の状態がよろしくなかったために5クール後頃に人工授精にステップアップしました。
心配な副作用ですが、私は特に顕著な副作用は起こりませんでした。
1度卵巣が少し腫れたことがありましたが、数日で元に戻りました。
頸管粘液量が少しは減ったのかもしれませんが、特に気づくほどではなかったですし、人工授精にステップアップしたため、あまり関係なかったです。
排卵誘発剤というと少し足踏みしてしまう方もいるともいます。
私も初めは抵抗がありました。
しかし多嚢胞性卵巣症候群が発覚し、使用しなければ妊娠は難しいと知って旦那君とよく話し合った上で使用することを決めました。
いろいろと副作用の情報があふれていますが、そこまで心配する必要はないんじゃないかなと思います。
周りに不妊治療中の方が数人いらっしゃいますが、排卵誘発剤の副作用はあまり聞かないです。
あくまで副作用なので、必ず起こるものではないと思います。
家族と話し合う上で使用する事前提ですが、あまりハードルを上げずに試してみてもいいんじゃないかなと思います。
排卵誘発剤の使用について悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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